搾乳体験
〜 牛に感謝・自然に感謝・全てに感謝 〜
乳牛の成長の様子
赤ちゃん乳牛たち
あすなろファームさんでは1頭毎に小さな小屋に入り、3ヶ月間ミルクで育て、徐々に牧草、穀物、水と与えていき元気な大人の牛になれるように食事の訓練します。
1歳くらいで内蔵が出来上がり、大人の牛と同じ食事ができるそうです。
また人間と違い、未熟児の状態で生まれてくるわけではないので、すぐに立ったり乳を飲んだりします。1歳くらいになると体重はなんと100kgを越えるそうです。
育成中の乳牛たち
村上さんに育成中の乳牛たちのいる場所に案内して頂き説明を聞いていると、奥で寝ていた乳牛たちが近づいてきました。非常に好奇心旺盛です。
大人の乳牛たち
- 自由時間
たくさんの乳牛たちと競うように食事をしたり、散歩をしたり。
- 牛舎の様子
搾乳をされたり、食事をしたり、休憩したり、牛それぞれ。
自由時間もいいけれど牛には牛舎が楽なのでは?と、村上さんはおっしゃっていました。
雨風もしのげ、食事も競わずに食べられ、ゆっくりできる環境だからです。
乳牛の凄さと悲しい現実
乳牛たちは年中身重です。
初産は2歳で向かえます。12歳にもなれば10産をするとのことです。そのため、1年に1回出産するということになります。
妊娠期間は、やはり人間と同じで授精後10ヶ月ほどで出産を迎えますが、また2ヵ月後には授精師により次のお産の準備をします!乾乳(お産2ヶ月前の牛)の時期を迎えると搾乳はお休みします。産前産後にトラブルが多いからです。
しかし牛なら誰でもお産ができ、搾乳もできるわけではありません。ご存知でしょうが、牛にもやはりオスメスがあり、酪農家はお産ができ搾乳のできるメスが必要です。
そのためオスは2週間程で肉牛業者へとわたります。また労働動物のため、メスであってもお産できない体質であれば肉牛業者へとわたります。